株式上場支援を受ける際にしておきたい準備
株式上場支援を受ける際にしておきたい準備としては、まず第一に内部の体制をしっかりと構築しておくということがあげられます。
上場申請から上場までは基本的に数年がかりとなる上に、膨大な量の監査を通過する必要があります。
この時に監査をスムーズに通過できる体制を整えておかなければ、上場支援を受けても申請が受理されず時間と資金を無駄にしてしまうことになりかねません。
そんなことが起きないように支援を受ける前から、十分な準備をしておくことが大切です。
具体的には会計の資料をきちんと体系的に保管しておく、関連会社や子会社の連結範囲をしっかりと確定しておく、帳簿上の資産と実際の資産が一致するようになっているかを確かめるなどがあげられます。
上場支援を受けたとしても会社を上場させることは片手間で出来る簡単な作業ではありません。
5年単位で問題の洗い出しと解決にあたる専門のプロジェクトチームを組むぐらいの対応が必要です。
株式上場のための必要な支援をしてくれる上場支援サービス
株式を上場すると、株式を使った資金調達が容易になるメリットがあります。
たとえ譲渡制限がなかったとしても、上場していないと取引相手を探すのが困難なので資金調達に活用しにくいです。
その点、上場すれば証券会社が引き受けて市場でやり取りできるやうになり、誰でも株を買ってくれる環境になります。
その結果、資金調達がしやすくなるわけです。
しかし、上場するためには各市場が定める形式的基準をまずは満たさなければなりません。
それが満たされていないと審査以前に門前払いとなります。
上場支援では、この基準を満たすためのサポートが受けられるのが特徴です。
現在足りない部分があればそれを指摘してくれるので改善しやすくなりますし、審査を通過するために実質的に持っていなければならない基準などについても詳しいので、独自に上場を目指すよりもスムーズにできるようになります。
そのため、事業拡大のために検討しているなら、上場支援を活用しましょう。