市場の流れをチェック
株式上場支援サービスがありますが、それを利用する前に市場の流れをチェックし、上場すべき場所を検討していく必要があるでしょう。
国内外に多くの市場がありますが、それぞれどのような銘柄があって、資金がどのくらい流れているのかといった違いがあります。それらを見比べて、上場するのに最も適している場所をあらかじめ決めておけば、上場支援を受ける際にもスムーズに相談やサポートをしてもらうことができます。もちろん、これが自分でやれない場合はサービス提供会社に相談するのもおすすめです。国内だけではなく海外で上場する支援もしているところであれば、持っている情報は世界中のものとなり、それらについてとても詳しいので専門的な観点からベストを提案してもらうことができます。できれば実績が豊富で、これまで支援をしてきた経験がたくさんあるところがおすすめです。信頼されており、ノウハウもきちんとしているのできっと良いサポートを受けられるでしょう。
景気動向に左右される
株式上場をする企業の数というのは、かなり経済状況の動向に左右される傾向があります。例えば、わりと経済が好調だった2000年代初め頃は、平均すると150件くらいの企業が上場を果たしていましたが、リーマンショックが起きると、一気に減少していきました。
例えば2009年・2010年はわずかに20件程度の上場数にとどまっています。こうなってしまうと、上場支援コンサルティング会社なども仕事があがったりになってしまいます。その後、経済が徐々に回復するにつれて上場数も伸びてきており、2015年あたりからは、だいたい毎年100件近くの企業が上場をするようになっています。それにともない上場支援コンサルティングサービスのマーケットも拡大していると言っていいでしょう。ただ、この順調な状況が今後もずっと続く保証はどこにもありません。日本経済はいまいち力強さに欠けていますし、世界経済にもリスク要因がたくさんあり、いつまたリーマンショックのような事が起きてもおかしくないです。